10個の穴が1列に並んだハーモニカです。
音の並びは、C調の場合次の表のとおりです。
穴番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
吹く | ド | ミ | ソ | ド | ミ | ソ | ド | ミ | ソ | ド |
吸う | レ | ソ | シ | レ | ファ | ラ | シ | レ | ファ | ラ |
左から3つの穴を一度にくわえて吹くとドミソが鳴り、吸うとレソシが鳴ります。
「ドミソ」がCの和音、「レソシ」がGの和音ですから、適当に吹いてもそれなりに音楽になるわけです。
10ホールハーモニカにはメジャー、マイナーあわせて12の調があります。
C調の場合、♯(シャープ)や♭(フラット)の音がありませんし、左の方には「ファ」や「ラ」もありません。
演奏したい曲にあわせてハーモニカを選ぶことになります。
上下の穴を同時に吹くと 少しピッチの違う同じ音がなります。
音のずれによるウネリが複音ハーモニカ独特の音色です。
複音ハーモニカ音の配列はド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドではありません。
下の「音階配列表」を見てください。(上段が吹く音、下段が吸う音です)
大きくくわえて吹けばドミソと鳴ることがわかるでしょう。
複音ハーモニカは曲の調に合わせて持ち替えて吹きます。
鈴木楽器製作所のWebより引用
♯(シャープ)や♭(フラット)などの派生音の吹けるハーモニカです。
派生音が上、幹音(ドレミファソラシド)が下、と2列に並んだタイプと、
幹音が一列に並び、右側のレバーを押すことで派生音が吹けるタイプの2種類があります。